デザインツール Canva が学べる「キャンバス大学」に行く≫

記事のリライトはこれだけでOK!サーチコンソールを使ったやり方

記事のリライトはこれだけでOK!サーチコンソールを使ったやり方

ブログ記事を公開したら終わり、なんて思っていませんか?実は、公開後の記事をリライト(書き直し)することで、検索順位が劇的に向上し、より多くの読者を引き込めるようになるんです。

この記事では、Googleサーチコンソールを最大限に活用し、データに基づいて効率的に記事をリライトする方法を徹底解説します。単に文章を修正するだけではない、真のSEOリライト術を身につけて、あなたのブログ記事を生まれ変わらせましょう。

本講座は下記ロードマップ「STEP10:定期的に記事内容や広告を見直す 」対象講座です

講座 目次

なぜ記事のリライトが必要なの?

なぜ記事のリライトが必要なの?

「一度書いた記事はそのままにしておけばいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、ブログ記事は公開して終わりではありません。むしろ、公開後からが本当の勝負とも言えます。

記事をリライトする3つの重要性

記事をリライトすることには、主に以下の3つの重要な理由があります。

  1. 検索順位の向上: Googleのアルゴリズムは常に進化しており、ユーザーの検索意図も変化します。古い情報や網羅性の低い記事は、検索順位が下がる可能性があります。リライトによって記事を最新の状態に保ち、ユーザーの検索意図に深く応えることで、検索エンジンからの評価を高め、上位表示を狙えます
  2. ユーザー体験(UX)の改善: 情報が古かったり、読みにくい文章だったりすると、ユーザーはすぐに記事から離れてしまいます。リライトによって内容を最新化し、構成を改善することで、ユーザーはより長く記事を読んでくれるようになり、エンゲージメントが高まります。これは、直帰率の改善や滞在時間の延長にも繋がり、間接的にSEOにも良い影響を与えます。
  3. 情報鮮度の維持: 特にテクノロジー、医療、法律など、情報の鮮度が求められる分野では、常に最新の情報を提供することが不可欠です。リライトは、古い情報を新しい情報に更新し、記事全体の信頼性を高めるために欠かせません。

リライトの羅針盤!Googleサーチコンソールを使いこなす

記事のリライトにおいて、Googleサーチコンソールはあなたの強力な味方になります。この無料ツールを使えば、あなたのブログ記事が検索エンジンでどのように評価されているか、どのようなキーワードで検索されているかなど、詳細なデータを把握できます。

※Googleちーちコンソールの導入方法、基本的な使い方についてはこちらもご覧ください。

サーチコンソールで見るべき主要な指標

リライトの対象記事を選定し、具体的な改善点を見つけるために、サーチコンソールで以下の指標を重点的に確認しましょう。

1. 検索パフォーマンスレポートの活用

サーチコンソールの中でも最も利用頻度が高いのが「検索パフォーマンス」レポートです。

【検索クエリ】
検索クエリ
事例サイト「キャンバス大学」例:枠内がクエリ

ユーザーがどのようなキーワードであなたの記事にたどり着いているかを確認できます。

  • 現状の課題:
    • 表示回数が多いのにクリック率(CTR)が低いキーワードはありませんか?これは、タイトルやディスクリプションがユーザーの検索意図に合っていない可能性があります。
    • 狙っているキーワードで全く表示されていない、あるいは順位が低いキーワードはありませんか?これは、記事の内容がそのキーワードの検索意図を十分に満たしていない可能性があります。
    • 意図しないキーワードでアクセスを集めていませんか?これは、記事の内容が多岐にわたりすぎて、特定の検索意図に絞りきれていない可能性があります。
  • リライトへの活用:
    • CTRが低いキーワードに対しては、タイトルタグやディスクリプションの改善を検討しましょう。より魅力的で、検索意図に合致した文言に変更することで、クリック率の向上が期待できます。
    • 狙っているキーワードの順位が低い場合は、そのキーワードに関連するコンテンツの拡充が必要です。キーワードを自然な形で記事内に追加したり、関連するトピックを深掘りしたりすることで、検索エンジンからの評価を高めます。
    • 意図しないキーワードでアクセスがある場合は、そのキーワードの検索意図を満たすように記事を調整するか、あるいはそのキーワードに特化した新しい記事を作成することも検討できます。
【表示回数・クリック数・CTR・掲載順位】
表示回数・クリック数・CTR・掲載順位
枠内が各指標で、グラフの指標銘をクリックすると表示される

これらの指標は、記事全体のパフォーマンスを把握するために重要です。

  • 現状の課題:
    • 表示回数が多いのにクリック数が少ない記事は、タイトルやディスクリプションに問題がある可能性が高いです。
    • 掲載順位が10位~20位程度の記事は、少しのリライトで上位表示を狙える「お宝記事」である可能性が高いです。これらの記事は、すでに一定の評価を受けているため、効率的に順位を上げやすい傾向にあります。
  • リライトへの活用:
    • CTRが低い記事に対しては、ABテストを実施して、効果的なタイトルやディスクリプションを見つけましょう。
    • 掲載順位が10位~20位程度の記事は、最優先でリライト対象とすべきです。これらの記事は、情報の網羅性を高める、専門性を深める、最新情報に更新するなどの対策で、上位表示を狙いやすくなります。

2. ページレポートの活用

ページレポートの活用
ページタブをクリックすると表示される

「ページ」レポートでは、個々の記事のパフォーマンスを分析できます。

  • 現状の課題:
    • 特定の記事のCTRが極端に低い場合、その記事のタイトルや内容がユーザーの期待と乖離している可能性があります。
    • 表示回数は多いのに順位が低い記事は、コンテンツの質や網羅性に課題があるかもしれません。
  • リライトへの活用:
    • パフォーマンスの低いページを特定し、そのページに流入しているクエリと照らし合わせて、具体的な改善策を検討します。
    • 特に検索意図と内容のズレがないか、徹底的に確認しましょう。

3. サイトマップレポートの活用

サイトマップレポートの活用
サイトマップには通常「sitemap.xml」を入力して送信する。できない場合は下で紹介しているプラグインを利用しよう。

サイトマップが正しくGoogleに認識されているかを確認できます。

  • 現状の課題:
    • サイトマップにエラーがある場合、Googleが新しい記事や更新された記事を正しくクロール・インデックスできない可能性があります。
  • リライトへの活用:
    • サイトマップに問題があれば、まずはそのエラーを解消することが最優先です。正しくインデックスされていない記事は、いくらリライトしても検索結果に表示されません。

※SEOに有効なサイトマップを送信する方法は、以下講座の「4. XML Sitemap Generator for Google:検索エンジンにサイトを正しく伝える」も合わせて対応すると、検索順位を上げることができます

サーチコンソールデータに基づくリライトの具体的な手順

サーチコンソールで改善点が見つかったら、いよいよ具体的なリライト作業に入ります。以下の手順で進めましょう。

ステップ1:リライト対象記事の選定

リライト対象記事の選定
枠内が検索順位。項目名をクリックすると昇順、降順にキーワード一覧の並び替えが可能

サーチコンソールで分析した結果、以下のいずれかに該当する記事を優先的にリライト対象としましょう。

  • 掲載順位が10位~20位程度の記事: 少しの改善で上位表示を狙える可能性が高いです。
  • 表示回数が多いのにCTRが低い記事: タイトルやディスクリプションの改善でクリック率が向上する可能性があります。
  • 公開から時間が経ち、情報が古くなっている記事: 最新情報への更新が必要です。
  • 意図しないキーワードでアクセスがある記事: 検索意図に沿った内容に調整するか、新記事作成を検討します。

ステップ2:現状のコンテンツ分析と競合調査

現状のコンテンツ分析と競合調査

リライト対象記事が決まったら、その記事の現状を深く分析します。

記事の現状分析

  • キーワードとの関連性: ターゲットキーワードに対して、記事の内容は十分に網羅されていますか?関連性の低い情報が含まれていませんか?
  • ユーザーの検索意図: ユーザーがそのキーワードで何を解決したいのか、何を知りたいのか、記事はそれに応えられていますか?
  • 網羅性: 同じテーマを扱った競合記事と比較して、情報の量や深さは十分ですか?
  • 信頼性・権威性: 提示されている情報は信頼できるソースに基づいていますか?専門的な知識が盛り込まれていますか?
  • 読みやすさ: 文章は分かりやすいか、構成は論理的か、適切な見出しや箇条書きが使われているかなどを確認します。

競合記事の徹底分析

ターゲットキーワードで上位表示されている競合記事を複数ピックアップし、以下の点を分析します。

  • コンテンツの構成と見出し: どのような見出しで構成されているか、どのような順序で情報が提示されているか。
  • 情報の深さと網羅性: どのような情報がどれくらいの深さで書かれているか。
  • 独自の視点や情報: 競合が持っていて、自記事にはない独自の情報や分析はないか。
  • 画像、図、動画などの利用: 視覚的な要素がどのように使われているか。
  • 専門性・信頼性の示し方: 引用元や筆者の情報など、どのように信頼性を示しているか。

これらの分析から、自記事に足りない要素や改善すべき点を明確にします。

ステップ3:改善計画の策定

改善計画の策定

分析結果に基づいて、具体的な改善計画を立てます。

  • タイトルの改善:
    • ターゲットキーワードを含み、クリックしたくなる魅力的なタイトルに変更します。
    • 文字数も考慮し、検索結果で途切れないように調整します。
  • ディスクリプションの改善:
    • 記事の要約を簡潔に示し、ユーザーの検索意図に合致する内容を盛り込みます。
    • クリックを促すようなCTA(Call To Action)を含めるのも効果的です。
  • コンテンツの追加・修正:
    • 競合記事を参考に、足りない情報を追加したり、既存の情報を深掘りしたりします。
    • ユーザーの検索意図を満たすための情報を優先的に追加します。
    • 最新情報に更新したり、古くなった情報を削除したりします。
  • 見出し構造の最適化:
    • h2、h3、h4など、適切な見出しタグを使って記事の階層構造を明確にします。
    • 見出しにキーワードを自然に含めることで、検索エンジンにも内容が伝わりやすくなります。
  • 内部リンク・外部リンクの最適化:
    • 関連性の高い自サイト内の他の記事への内部リンクを設置し、ユーザーの回遊性を高めます。
    • 信頼できる情報源への外部リンクを設置し、記事の信頼性を向上させます。
  • 画像・動画の追加・最適化:
    • 記事の内容を補完する画像や図、動画を追加し、視覚的な理解を深めます。
    • 画像にはalt属性を適切に設定し、SEO効果を高めます。
  • 読みやすさの改善:
    • 一文を短くする、難しい専門用語を避ける、箇条書きや太字を効果的に使うなど、読者がスムーズに読み進められるよう工夫します。
    • 適切な余白を設けることも重要です。

ステップ4:リライト実施と効果測定

リライト実施と効果測定
作成した記事のURLを入力後、「インデックス登録をリクエスト」しよう。

計画に基づき、記事のリライトを実施します。リライトが完了したら、必ず以下の手順を踏みましょう。

  • GoogleサーチコンソールでURL検査:
    • リライトした記事のURLをサーチコンソールに入力し、「インデックス登録をリクエスト」します。これにより、Googleに更新された記事を早く認識してもらうことができます。
  • 定期的な効果測定:
    • リライト後も、サーチコンソールで対象記事の掲載順位、クリック数、CTRなどを定期的にモニタリングします。
    • 効果が見られない場合は、再度データを確認し、改善策を練り直します。リライトは一度で終わるものではなく、継続的な改善が重要です。

リライト効果を最大化するSEOの視点

サーチコンソールを活用したリライトは非常に効果的ですが、さらにその効果を最大化するために、SEOの基本的な視点も忘れてはいけません。

ユーザーの検索意図に徹底的に寄り添う

ユーザーの検索意図に徹底的に寄り添う

Googleが最も重視しているのは、ユーザーの検索意図にどれだけ応えられているかです。リライトの際は、常に「このキーワードで検索するユーザーは何を知りたいのか?」「どのような情報があれば満足するのか?」を深く考えることが重要です。

例えば、「ブログ 始め方」というキーワードで検索するユーザーは、単にブログの作り方を知りたいだけでなく、収益化の方法や記事の書き方まで知りたいかもしれません。単語から想像できる表面的な意図だけでなく、その裏にある潜在的な検索意図まで汲み取ってコンテンツを拡充することで、ユーザー満足度を高め、結果的に検索エンジンの評価も向上します。

E-E-A-Tの向上を意識する

E-E-A-Tの向上を意識する

近年、GoogleはE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)を重視する傾向が強まっています。特に医療や金融など、人々の生活に大きな影響を与える「YMYL(Your Money or Your Life)」分野の記事では、E-E-A-Tが非常に重要になります。

  • Experience(経験): 実際にその事柄を経験した人による情報。
  • Expertise(専門性): その分野に関する深い知識やスキル。
  • Authoritativeness(権威性): その分野における公的な認知や評価。
  • Trustworthiness(信頼性): 情報が正確で信頼できること。

リライトの際は、これらの要素を意識してコンテンツを改善しましょう。

  • 筆者の専門性・経験を示す: 記事の著者プロフィールを充実させたり、記事内で自身の経験談を具体的に記述したりすることで、E-E-A-Tを高められます。
  • 信頼できる情報源を引用する: 公的なデータや研究結果、専門家の意見などを引用することで、情報の信頼性を向上させます。
  • 情報の正確性を確保する: 事実に基づいた正確な情報を提供し、誤解を招く表現は避けるようにしましょう。

内部リンクの最適化でクローラビリティと回遊性を高める

内部リンクの最適化でクローラビリティと回遊性を高める
デザインされた紹介カードはテーマの機能かプラグインを使おう。

内部リンクは、サイト内の記事同士を繋ぎ、検索エンジンのクローラーがサイト内を巡回しやすくするだけでなく、ユーザーの回遊性を高める上でも非常に重要です。

リライトの際には、関連性の高い既存記事への内部リンクを適切に設置しましょう。アンカーテキスト(リンクの文字)も、リンク先の記事内容を具体的に示すものにすることで、SEO効果とユーザー体験の両方を向上させることができます。

記事のリライトに関するよくある質問(FAQ)

リライトする記事の頻度はどれくらいが適切ですか?

記事のテーマや分野にもよりますが、一般的には3ヶ月〜半年に一度を目安にリライトを検討すると良いでしょう。特に競合が多いジャンルや、情報の鮮度が重要なジャンル(ニュース、テクノロジーなど)では、より頻繁なリライトが必要です。サーチコンソールのデータを確認し、順位が落ちてきた記事や、CTRが低い記事から優先的にリライトに着手しましょう。

リライトによって検索順位が一時的に下がることはありますか?

はい、リライト後に一時的に検索順位が下がることは稀にあります。Googleのクローラーが更新された記事を認識し、再評価するまでに時間がかかるためです。しかし、適切なリライトを行っていれば、多くの場合、数週間から数ヶ月で元の順位に戻るか、それ以上に上昇することが期待できます。もし大幅な順位下落が続く場合は、リライト内容がGoogleのガイドラインに反していないか、あるいはユーザーの検索意図から大きく外れていないかなどを再確認する必要があります。

古い日付のままリライトしても良いですか?それとも日付を更新すべきですか?

基本的に、記事の内容を大幅に更新した場合は日付を更新することをおすすめします。特に情報の鮮度が重要な記事においては、日付が古いとユーザーに読まれない可能性があります。日付を更新することで、検索結果上で最新情報であることをアピールでき、クリック率の向上にも繋がります。ただし、軽微な修正にとどまる場合は無理に日付を更新する必要はありません。

リライトの際、キーワードの詰め込みすぎに注意すべきですか?

はい、キーワードの詰め込みすぎ(キーワードスタッフィング)は絶対に避けるべきです。これはGoogleのガイドラインに違反する行為であり、ペナルティの対象となる可能性があります。リライトの目的は、キーワードを不自然に羅列することではなく、ユーザーの検索意図に深く応える質の高いコンテンツを提供することです。キーワードは自然な形で文章中に盛り込み、読者にとって価値のある情報提供を最優先に考えましょう。

リライト後、どのくらいの期間で効果が出始めますか?

効果が出るまでの期間は、記事の競合度合いやリライトの内容、Googleのインデックス状況によって大きく異なります。早い場合で数週間、通常は1〜3ヶ月程度で何らかの効果が見られることが多いです。大規模なリライトや、競合が非常に激しいキーワードの場合は、それ以上の時間がかかることもあります。焦らず、定期的にサーチコンソールで効果を測定し、必要に応じてさらに改善を加えていくことが重要です。

次の講座はこちらです

本日の講座 まとめ

記事のリライトは、一度公開した記事をさらに成長させ、より多くのユーザーに価値を届けるための重要なプロセスです。そして、その羅針盤となるのがGoogleサーチコンソールです。

  • サーチコンソールでデータを確認: 検索パフォーマンスレポートを活用し、掲載順位、クリック率、表示回数、検索クエリなどのデータを詳細に分析しましょう。特に、掲載順位が10位~20位程度の記事や、CTRが低い記事は優先的なリライト対象です。
  • ユーザーの検索意図に寄り添う: リライトの際は、常に「ユーザーが何を求めているか」を深く考え、そのニーズに応える質の高いコンテンツを提供することを心がけましょう。
  • 競合分析とE-E-A-T: 競合記事を参考にしながら、自記事に足りない情報を補完し、専門性、権威性、信頼性を高めることを意識しましょう。
  • 継続的な改善と効果測定: リライトは一度で終わりではありません。定期的に効果を測定し、必要に応じてさらなる改善を繰り返すことで、あなたのブログ記事は常に最高のパフォーマンスを発揮し続けるでしょう。

データに基づいた戦略的なリライトを行うことで、あなたのブログ記事は検索エンジンの上位を独占し、より多くの読者を引きつける強力な資産となるはずです。今日から早速、サーチコンソールを開いて、あなたの記事の「お宝」を見つけてみましょう!

ブログキャンバスをマネしてサイト運営者になり、収入を増やしませんか?

現役のプロマーケター&サイト運営者が具体的なノウハウや手順を無料画像付きで解説している当サイト。

まずは月収5万達成までのロードマップを確認しよう!

  • URLをコピーしました!
講座 目次